ギフチョウの仲間で北海道から東北、中部地方に分布し、概ねフォッサマグナより東が本種、西がギフチョウと棲み分けているが境界地域では混生地も見られる。ギフチョウとの違いは全体に小ぶりであるほか、黒帯が細く後翅外縁のオレンジ列が地色と同じ黄色になる点である。派手で華麗なギフチョウ対し、本種は地味ながら清楚な魅力がある。食草はウスバサイシン。