朝鮮半島や中国大陸に生息し元来日本にはいなかった美しいチョウが1980年代以後に人為的に持ち込まれ、各地に棲み着いた。いわゆる「放蝶」による外来種で最近では関東のアカボシゴマダラも該当する。そうと知らなくても独特の翅形と紋様はエキゾチックだ。食草はウマノスズクサで、幼虫の形も含めジャコウアゲハに近く、実際に川の堤防などの生息地ではジャコウアゲハと競合していることが多い。