キマダラセセリ(2)
ちゃんと撮ればどんな蝶でも美しいものである。それはよくわかっているが、このような普通種にカメラの向けるのは一種の覚悟が要る。これは立岩幸男氏の名言である(と私は思う)。撮影は採集と違って「ちょっと摘んで撮る(採る)」というわけにはいかず、それなりに時間がかかる。その間は仮にすぐ近くで「決定的瞬間」が繰り広げられていても気付かず逃すことになる。その覚悟が必要なのである。
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