キリシマミドリシジミ(7):7-11は同一個体
9時過ぎに旧林道沿いのアカガシから叩きだしたこの新鮮は♂は、2時間近くの間、どこにも行かず下草や低い梢に何度も止まって3度も美しい開翅を撮らせてくれた。これまでのキリシマとのランデブーといえばいつもほんの「つかの間」であったが、このチョウは私にまとわりつくように、竿に巻いたアルミテープや銀色の脚立、そして私に腕にさえ止まって汗を吸った。「羽化直後はしばらくその場を離れない習性」と言えばそれまでのことだが、このチョウと「心が通じた」のだと私は思っている。
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