信州とその周辺部の高原に生息する小型のヒョウモンチョウ。タテハチョウ科ではあるが小さく、飛翔もゆるやか、吸蜜ものんびりと行うので撮影はしやすい。以前は信州では普通種だったが草原性のチョウの例にもれず減少傾向にある。一時は信州から姿を消したヒョウモンモドキの二の舞かとも思ったが、以前ほどではないにしても、生息地にはまとまって見られるので踏み止まってくれているようだ。中国から但馬の山地に生息するウスイロヒョウモンモドキと同属でそっくりだが、分布が全く異なり間違えることはない。