ミカドアゲハ(8)

身近にいるアオスジアゲハの近縁の稀少種。南方系の蝶で南西諸島から九州、四国、紀伊半島の南部に生息。食樹のオガタマノキが神木なので神社で発生することが多く、特に伊勢神宮では古くから有名で、名古屋出身の私は子供の頃から「ミカドといえば伊勢神宮」であった。また当時の図鑑には本種だけが「特別天然記念物」とあり、なんとなく「天然記念物より格上」のイメージがもあった。蝶の品格と生息地伊勢神宮の両方を連想させるミカド(帝)の名はぴったりのネーミングと思っている。最近は温暖化によりこの蝶も北上し愛知県の知多半島まで分布を広げているが、本種は食樹の分布が限られているのでその拡大の規模も限定されるだろう。
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三重県玉城町
Eos30D:100mm
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三重県玉城町
Eos20D:300mmIS
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三重県玉城町
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