ムラサキツバメ(4)

温暖化で北上をしているチョウの代表。もともと関西以南のチョウで私が学生だったときは京都ですら少なく、結局見ることはなかった。その後京都では数が増え東京にも広がり、2005年には福井を通り越して石川県の各地で発見された。食樹は街路樹や公園の植裁とし人工的に植えられているマテバシイのため、そのような場所でのみ発生する。石川県では2005-6年冬の大雪のあとの2006年も少ないながら確認できたが、石川県にたどり着いた時期やルート、周年経過などの解明は今後の課題である。