オオルリシジミ(9)
6-8の保護区と1km程離れた果樹園で1頭だけ見たのがこの♂。ここでは放蛹などの特別な保護はしていないのでこの♂は「野生」の可能性があるが、ここで会った地主の方もオオルリのことを考え自主的にクララを刈らずに残しているとのことだった。本種のように草刈りや野焼きなど、もともと人間の営みに関係して生息するチョウはもはや「勝手に」生き延びることは難しく、よい環境があったとしてもそれは残っているのではなく、誰かが残してくれているものである。こんな場所なのにこの日ネットを持った人がいたのは残念だ。
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