クロミドリシジミ(27):バードアタック
左右の翅が揃って鋭利に切り取られているのは鳥の嘴による咬傷。改めて25や28を見れば、切り取られた尾状突起や紅斑はそれぞれ触角と複眼を模倣したダミーだったことがわかる。頭部を狙う鳥に対して、この傷と引き替えに一度は致命傷を免れるわけだ。進化論に基づけば、チャームポイントの紅斑や尾状突起も淘汰と変異のなせる結果、ということになるのだが。
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