ギフチョウ(59)
私の今年の初見は4月6日。この時はカタクリはわずか、林道脇の日陰にはまだ残雪多く、ギフチョウも樹上で一頭が弱々しく飛んだだけだった。もうはるか前のことのようだが、山に入って見て「そうか、福井は豪雪だったんだ」と思い出した。そんな長い冬もやがては、カタクリが咲き、このようにギフチョウも舞ってくれる。いつものように季節が巡って、いつもと同じ光景が見られるありがたさを、変わりばえのしないこの写真を見ながら改めて想う。
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