ギフチョウ(69)
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    初ギフの続き。ギフチョウとカタクリの組み合わせは定番中の定番とはいえ写真術としてはかなり高難度だ。吸蜜行動は気象や時間帯が限られる上に、防備の為か倒れかかった花や、込み入ったところに潜り込んで吸うことが多く、このような「絵になるような」花に止まることが少ない。蝶の動きから吸蜜タイムを判断し、止まりそうな花、撮れそうな花の周りの障害物を整えたりもする。短い吸蜜中に這いつくばってローアングルに構えるのも簡単ではなく、単に慌てるのではなく蝶が落ち着くタイミングも見極める。蝶の向きも微妙に変わるので、ピン合わせやストロボのon/offなど細かいカメラ操作も必要になる。この写真もカメラの設定ミスに気づかず合掌点がセンターから少しズレてしまったので左右をトリミングしている。
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