キリシマミドリシジミ(21)
この日は以前に医王山でお会いした小山内実氏の案内。麓に投宿した氏を拾って7時過ぎから道沿いを叩くと、にぎやかに飛び出す。さすがに傷んでいる個体も目立つがシャッターチャンスはこれまでになく多く、10年間かかって撮った雌雄の表裏がこの日1日で撮れた。それよりも親子ほど年の離れた氏と2人でキシリマと戯れながら、チョウの生体や構造など専門の生物学の視点から研究の逸話や経験を交えて話して頂いた内容は、一介のチョウ屋の私にはとても興味深く、時の立つのも忘れる楽しい1日だった。
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