ミドリシジミ(7)

種々のミドリシジミの仲間の中でなぜ本種が「ミドリシジミ」と名乗るのかは知らないが、北海道から九州まで分布は広く平地や郊外といった比較的身近に生息する。カシ・ナラ類を食樹とすることが多いミドリシジミ類のなかでは湿地や河畔のハンノキを食す点ではユニークな種である。「アイノ」「ジョウザン」というようにミドリシジミ類の種名はその冠名で呼称することが多く、冠のない本種は「ミドリシジミ類全般」と区別するため「タダミドリ」(只のミドリ)と呼んだりする。しかしその輝きは他の種に見劣りするどころか、少し青みがかった独特の色合いであり「タダ」というのは失礼であろう。中学生の時には名古屋近郊旧長久手村には池の畔のハンノキ林に多く生息しており、夕陽の中で乱舞する姿は今でも鮮明に覚えているが、私が見たその場所は2005年の「愛・地球博」で跡形もなくなってしまった。
1:2006.7.5
福井県勝山市
Eos20D:100mm
2:2006.7.7
福井県勝山市
Eos20D:100mm
3:2006.7.7
福井県勝山市
Eos30D:15mm
4:2006.7.7
福井県勝山市
Eos30D:300mmIS
5:2006.7.7
福井県勝山市
Eos20D:60mm
6:2007.21
福井県勝山市
Eos30D:100mm
6:2007.21
福井県勝山市
Eos20D:60mm
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