オオゴマシジミ(47)
北海道のオオゴマシジミはゴマシジミと同様に青くなるが、ゴマシジミと違って北海道では本州より少なく、しかもクマの多い道南。それでもオオゴマの季節になったとたん急に行ってみたくなり、車で近づける林道を教わって緊急発進。無謀なのはわかっていたが、前日は1頭見ただけで時期が早いか遅いのかもわからなかった。一人では探索も危険なので、この日もそこで待っていたら、小樽からの親切な採集者に会うことができ、奥まで案内して頂けることになった。本州と似たような沢沿いのヒキオコシの斜面が何カ所かあり、少ないながら見ることができた。♀の産卵も見られ傷んでいる個体が多かったが、本当に運よく、比較的新鮮な♂がポンと2−3m先のこちら向きの下草に停止してすぐ開翅、そのままの立位置で手持ちのままシャッターを押した。因みにその方は石川県にゆかりがあり私のHPも存じていた。往復はかなり長い道中だっが、蝶談義に花が咲き楽しい一時になった。
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