シルビアシジミ(39)
能登半島のシルビアは分布の北限であり、1992年に一度記録されただけだったが、2009年にまとまった数が再発見された。田畑の畦や堤防だけでなく(これらは俗に「土手ビア」という)、海岸沿いの断崖も草丈が伸びず本種の生息環境となり「海ビア」と呼ばれる。海をバックに蝶というのはカッコイイし初めての経験だったが、運よく食草のミヤコグサとの組み合わせで撮ることができた。再発見者はここだけでなく、日本海沿岸の海ビアの探索を続けていたとのこと、その慧眼と行動力にはただ感服するばかりだ。
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