ヒメギフチョウ(29):カタクリへの誤産卵
この♀はすぐそばの食草のウスバサイシンに何度か産卵のモーションはかけたが結局産まず、何を思ったのか隣のカタクリに産み始めた。産卵行動の♀がカタクリなどの青い芽に一瞬止まりかけても、すぐに気づいて離れるシーンはよく見かける。こんな時に「勢いで」1卵産んでしまうこともあるそうだが、このように確信的にまとまって間違える例は珍しいと思う。なにがこの母親を誤らせたのだろう?、それよりも、孵化した幼虫は隣のウスバサイシンにたどり着けるのだろうか?、見届けたい気持ちはあったが・・・。
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