ヒロオビミドリシジミ(2)
ナラガシワに止まる♂。この日はあまり降りてこず、翅も開かなかった。思えば最初に本種を採ったのは京都の大学に入った年。京都はチョウが多く、進学先に選んだ大きな理由の1つだったが、その中でも東海や信州では採れないヒロオビは憧れで、6月に入ると早速山陰線に乗って福知山に採りに行った。ただ、当時は「チョウは採ったらそれでクリア」という感覚で、その後は一度採卵に行っただけで、憧れたヒロオビも一瞬の通過駅のようだった。したがって、私にとって初対面依頼、実に36年振りの再会である。
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