ヒロオビミドリシジミ(7):8と同一個体
昨年お会いした神戸の撮影者から「発生」の連絡が入った。雨が西から回復する予報だが、問題はその時刻で兵庫県西部はちょうどギリギリの時間帯。悩んでいても身体に悪いので、雨の中を3時前に発って、6時着。残っていた霧雨もすぐに上がり、どうやら天は味方。叩き出したら4頭が落ちてきたマーク。1頭は開かずに飛び立ち、残りの2頭は開いたが位置が悪くまともに撮れず、最後の1頭がこれ。低くごちゃついた位置だが、その分風もなくポジションも良い。心中を決め込みそのまま待つこと20分、少し明るくなった8時過ぎについにパカッと音がして開翅、申し分ない個体。15分の間、角度や絞りもいろいろ変えながら存分に撮ることができた。構造色の輝きは角度が問題でこのように斜め前からが基本。その分ピントが難しくなるが、ボカせない背景だったので、ピンの深度を優先して絞って撮った。コンデジのような絵になったが、チョウの写りは満足。
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