オガサワラシジミ(2):1と同一個体
滞在中に一度本種が鳥に補食されるのを見た。人の介入による生物の保全は必ずしも成果が得られないこともある。衰退の要因を見極めることは重要なポイントだが、大局的には環境の変化とは言えても、小規模なレベルでは明確に特定できないこと多い。本種の保全もその意味ではまだ途上段階であろう。蝶の少なさだけでなく、片道28時間の船旅、1週間以上必要な休み、と体力的にも社会的にもハードルは高いが、開翅や吸蜜など、撮り残したテーマに最挑戦する為にも保全が順調に進むことを祈りたい。
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