オオウラギンヒョウモン(1): ♀ 1-3は同一個体
同一個体の♀。もっと前翅は上がっててほしいし、翅の半開きなど、活きのよいシーンが撮りたかったが、この日は想定外の強風に難渋した。ブレるし、チョウは翅を畳んで縮こまってしまう。10m前後の風が一日中吹きまくっていたが天気予報では風は弱く、実際現地から数キロ離れると嘘のように止んでいた。後で調べてわかったのだが、これは「まつぼり風」という阿蘇外輪山の地形による局地的な強風で、九州の西の東シナ海に低気圧があるとそれに向かって吹く東風が外輪山に切れ目に集中して局地的な強風となるとのこと。この日の天気図もその通りだったが、さすがにそんなことまでは知らなかった。自然を相手にしていると本当になにが起こるかわからないし、それを改めて思い知らされた点では貴重な体験だった。
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